An Action from the Void

An Action from the Void

2021.01.12-01.30

藤崎了一

展覧会の概要

この度、MARUEIDO JAPANでは、2年ぶりとなる彫刻家・藤崎了一の個展【An Action from the Void】を開催いたします。


藤崎了一は、1975年に大阪で生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了 ( 2003年)、その後造形工房、解体現場、塗装屋などいくつかの制作現場に長年携わってきました。

2015年活動拠点を東京に移し、本格的にアーティストとして再活動します。

様々な現場で培った経験や技術、気づきを手掛かりに、立体作品以外にも写真、映像などを発表してきました。


本展出品のMeltism*シリーズは、躍動感あふれる不可思議な形をした物質性の強い作品です。藤崎自身が動くこと(Action)によってできる空間(Void)の中の軌跡のラインを形として刻み、想像を超える美しい造形がそこに生み出されます。このシリーズは、一昨年の香港のアートフェアでは大変注目を浴び、多くのコレクターから大絶賛を受けました。


*Meltism melt + -ismの藤崎が編み出した造語


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形になるという事 それが何をもたらすのかという事
無をなぞる時
無に倣う

境界の両面
両方に意味がある

線や面によって分けられた両方に意味がある
負の空間にも意味があるというのは彫刻の概念
空間の中を往来する形

ボイド(Void)側から形に対して、マッス(Mass)に対して考える
表面をなぞろうとするんだけど描こうとするのは中身

点と点を繋いだ線
3Dをニクロム線でスキャンしている



何もないところをスキャンニング

アクションスキャニング

コンテンポラリーダンスにも似ている
 
体の動きのこと

何もない空間をカービング

表面の話と、表面があるってことは中身があるってことで、それは彫刻


藤崎了一


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本展では、三菱地所が手がけるアートプロジェクト【ソノアイダ#有楽町】 (2020年8月―11月)で初めて発表した新シリーズ《SCAN》を展開いたします。 藤崎のアーティストキャリアの中で重要な要素である「偶然性」を伴い創り出される平面としての彫刻に新しい可能性を見出します。


緊急事態宣言下ではありますが、是非、万全の感染対策をお取りいただきこの機会にご覧いただければ幸甚に存じます。

政府、東京都からの要請によっては、状況を鑑みて営業日、時間の変更の可能性もありますことを予めご了承くださいませ。その際には、ホームページなどで随時お知らせさせていただきます。

アーティスト

  • 藤崎了一